こんにちは!
セカイクジ運営代表のRyo@nydewebesignです。
初回の「芽キャベツのロースト」が大好評!材料5品以下でおいしいディナーレシピを提供している料理教室「Five or Under」主宰・初音先生のレシピ連載の第二回です。
今回は、万能サイドディッシュ「ユダヤ教のお祭り”ハヌカ”につきもの!ジャガイモのパンケーキ『Latkes(ラトゥカ)』」をご紹介します。
Latkesはユダヤ教の伝統的料理
アメリカ・ニューヨークはイスラエルに次いで世界で二番目にユダヤ教徒が多い場所です。
そしてこのジャガイモのパンケーキ「Latkes」は、ユダヤ教のお祭りである「ハヌカ(Hanukkah)」を祝う時に欠かせない料理の一つです。
ハヌカでは、ギリシア軍に占領されていたエルサレム神殿をユダヤ人が奪回した際に、燭台に残っていた1日分の聖油が8日間消えることなく灯り続けたという奇跡を祝い、必ず油を使った料理を食べるのがしきたりで、このLatkesも油で揚げ焼きにするのが特徴。
ユダヤ教ではこのように験を担ぐ料理がたくさんあるそうで、おせちで縁起を大切にする日本人に通じるモノがありますよね。
そしてこのLatkesは、もちろんおいしい上に、「簡単・子どもが大好き・安い(世界中どこでも!)」という三拍子そろった万能サイドディッシュ。
ぜひ一度お試しください!
材料(4人分)
- ジャガイモ(中) 3個
- 玉ねぎ(中) 1個
- 小麦粉 1/2cup(120cc)
- 卵 1個
- フレッシュタイム 4本ほど(お好みで)
- 塩 適量
<分量外 – 調理用>
- サラダオイル
- バター 大さじ2
- 塩 ひとつまみ
<分量外 – サーブ用>
- アップルソース/サワークリームなど(Creme Fraicheもオススメ)
※初音先生のレシピのカップはアメリカサイズ(240cc)です。アメリカ以外の方はご注意ください!
手順
ジャガイモをよく洗い、皮ごとシュレッダーで細切りにして大きめのボウルに入れておきます。
今回の写真では多めに作っているので大変そうに見えますが、上記の分量だととても作りやすいので、まずはジャガイモ3個分からトライしてみてくださいね。
中ってどのくらいの大きさ?と悩まれた方は、ジャガイモと玉ねぎの比率が3:1になるように調整してください。
玉ねぎをジャガイモのサイズに合わせて細く切ります。(目安は8mm幅)
耐熱皿に入れて塩をひとつまみとバター大さじ2を乗せ、電子レンジで透明で甘くなるまで加熱します。(2〜3分)
ジャガイモに玉ねぎとタイムを加え、軽く混ぜます。
小麦粉、塩を混ぜたものに卵を加えて生地を作り、ジャガイモ&玉ねぎを加え、しっかりと絡ませます。
この具と生地の混ざったイメージは、なんといっても「お好み焼き」。あのモッタリ感を目指してください。
大きめのフライパンに2cmほどサラダオイルを敷いて揚げ焼きしていきます。
そして、タネをフライパンに落とす時のコツは、なんとアイスクリームスクーパーを使うこと!
これを使えば簡単にサイズを均一に仕上げられるので、とても便利!
子どもが学校に行くようになると、学校のベイクセールなどで活躍する場面も多くなりますし、初音先生のレシピでも頻出する便利アイテムなので、要チェックですよ。
もし水分が出てきてしまったら、つなぎ程度に留めて、あまり多くすくわないようにすると上手く成形できます。
そしてもう一つのポイントは、きっちりと片面が揚げ上がるまで待つこと。
焦って早くひっくり返すと、ジャガイモのでんぷん質がフライパンにくっついてしまい、うまく剥がせず形が崩れてしまいます。
焦らず、じっくり、こんがりきつね色に揚がるまで待ちましょう。
綺麗にカラリと揚がりました!
Latkesは伝統的にはサワークリーム、アップルソースなどをつけて食べます。
でも初音先生は実はお醤油が一番おいしいと思っているとか、いないとか…(笑)。SavoryでもSweetでも、好きなソースを添えて楽しんでくださいね。
サーモンを乗せればアペタイザーに
サイドディッシュで食べることが多いLatkesですが、大きめに作ってサワークリーム&スモークサーモンを乗せれば立派なアペタイザーの出来上がり。
余ったぶんは、粗熱を取ってからジップロックで冷凍保存も可能なので、作りおきメニューに加えてもいいですね。(解凍は電子レンジもOKですが、トースターだとカリッと仕上がってさらにおいしい!)
今回はタイムを入れましたが、ローズマリーのみじん切りでもおいしいですよ。皆さんのお気に入りのアレンジもぜひ教えてくださいね!
では、次のレシピもお楽しみに!
材料5点以下で簡単に作れる料理教室「Five or Under」はNYママサロンで毎月開催中。インスタグラム@fiveorunderでもレシピ公開中です。